【レビュー】エース(ACE):ビジネス用途のスーツケースやバッグにおすすめ
皆様はスーツケースやビジネスバッグなど、どこのメーカーのものを選んでいますか。
移動を快適に過ごすため、軽く、大容量で、壊れずに、安いものがよいと思いますが、中々フィットするものが無いと思います。
全部を満たすわけではありませんが、私はエース(ACE)の製品を選んでいます。
本記事では、現在私が愛用しているエースのスーツケースとビジネスバッグがどのようなものかご紹介します。古い製品を長く使っているものもあるため、今現在買い替えるのであれば、何を購入するかも紹介しておきます。
エース(ACE)とはどのような会社か
公式HP:https://www.ace.jp/
エース(ACE)は創業者の新川柳作が1940年に新川商店を創業したのが始まりのカバンメーカーです。1960年にエースカバン株式会社となり、1963年に現在のエース株式会社となりました。
様々なカバンやスーツケースを製造し、製品企画からアフターサービスまで、エースグループ内で一貫して手掛けています。
コンセプト毎にブランドは異なり、例えばスーツケースでは、国内生産の高品質スーツケース「PROTECA」、すべての移動を快適にするカタチを提供する「ace.」、女性社員チームが”本当に欲しいものをつくる”「HaNT」などがあります。
北海道の赤平工場で作られるPROTECAの製造動画は、公式もあるのですが下記のプロセスXさんの動画のほうが作業内容を詳しく説明しています。
また、東京都台東区にある「世界のカバン博物館」では、世界中のカバンや文化を体験することができます。
公式HP:https://www.ace.jp/museum/
使用しているスーツケース
Proteca MAXPASS HI 38L
外寸 | H50xW40xD25cm |
容量 | 38L |
重量 | 3.2kg |
材質 | ポリプロピレン |
宿泊目安 | ~3泊程度 |
機内持ち込み | 可能(100席以上) |
2011年頃に購入した商品ですが、キャスター等も壊れることなく現役で活躍しています。
購入検討時は重量の軽いソフトタイプの方が疲れなくていいと思ったのですが、仕事道具も持ち運ぶため頑丈さを重視してハード+フレームタイプを選びました。
ハンドルは移動時用のキャリーバーと、上部持ち運び用の2箇所のみです。
キャリーバーを伸ばすと下記画像のような感じになります。
キャリーバーはステップ式で、一番上まで伸ばすとハンドル天面で地面から約100cmです。
スーツケース内に仕切り等は無く、伸縮ハンドル部以外は広々と使えます。
キャリーバーのガイド兼収納の出っ張りがありますが、簡易仕切りのような形で使えます。
中に荷物をパンパンに詰めて重くなってもキャスターが回りづらいなどなく、路面が悪い場所でも快適に動けます。
MAXPASS HIは廃盤となっており、現行型番だと「Proteca MAXPASS RI2」になります。
基本スペックはほぼ同じで、重さが+0.1kg増えたのと、付属しているインナーポーチが変わったことくらいです。
機内持ち込み最大サイズだと「Proteca MAXPASS 3」のほうが3L分容量大きく、フロントポケットからの取出しも便利なのですが、ソフトタイプであることから、もし買い替えるとしても私はMAXPASS RI2を選ぶと思います。
Proteca EQUINOX LIGHT U 80L
外寸 | H74xW53xD27cm |
容量 | 80L |
重量 | 4.6kg |
材質 | ポリカーボネート |
宿泊目安 | 10泊程度 |
機内持ち込み | 不可 |
これは2019年頃に海外出張があったので購入した覚えがある商品です。プライベート含めて初めての海外でヨーロッパとアメリカに行きましたが、デコボコ道でも問題無く使うことができました。MAXPASSと同じく、仕事道具も持ち運ぶためハード+フレームタイプを選びました。
最近はダイビング機材を入れるのに使用しています。
ハンドルは移動時用のキャリーバー、上部持ち運び用、側面の3箇所に付いています。
キャリーバーを伸ばすと下記画像のような感じになります。
キャリーバーはステップ式で、一番上まで伸ばすとハンドル天面で地面から約100cm弱です。
機内持ち込みタイプと本体大きさは違いますが、ハンドル高さは同じくらいになります。
スーツケース内に仕切り等は無く、伸縮ハンドル部以外は広々と使えます。
洋服用のハンガーも付属しているため、スーツ等もシワをつけにくく持ち運べます。
キャスターは転がりやすく、静音タイプなので移動で気を使うことは特にありません。
一方、大容量スーツケースの宿命で、重量物を詰めすぎると階段等の持ち運びで苦労します。
出張に必要なため購入しましたが、個人的には中容量+大きめのバッグでの運用が好みです。
EQUINOX LIGHT Uは廃盤となっており、EQUINOXシリーズも2024年10月現在では無くなっているため、現行で調達するならば「Proteca Stratum」になると思います。
基本スペックはほぼ同じですが、同容量の80Lでも重さが+0.4kg増えてしまっているので、スーツケースを引きながら長距離移動する際の疲労具合に影響しそうです。
別製品の「Proteca CHECKER FRAME」では容量98Lモデルを選んでも、EQUINOX LIGHT U 80Lより奥行きが+3cm、重さが+0.6kg程度なので、もし私が買い替える場合はこちらを選ぶでしょう。
使用しているビジネスバッグ
ace.gene DURATECT 30423
外寸 | H32xW43xD17cm |
容量 | 22L(標準) 27L(マチ拡張時) |
重量 | 1.4kg |
材質 | コーデュラナイロン 840dn |
2019年頃に購入したビジネスバッグで、主に宿泊を伴う出張時に使用しています。
カバン容量が結構あるので、2泊3日くらいであればこれで対応できますし、日帰りでも荷物が多いときに重宝します。
フロントポケットには小物入れとペン入れがあります。
メインポケットには15.6インチノートPCが収納可能で、メッシュ部には10.1インチタブレットまで収納可能です。
反対側のポケットは容量があり、宿泊道具等を仕事道具とは分けて収納しておけます。
背面ポケットは特に何も無い1つの空間になっています。
スーツケースのキャリーバーに固定できるセットアップ機能もあります。
普段使いでも使えないことはないのですが、電車で膝上に置くと結構大きさを感じるので、基本的には後述のビジネスバックと使い分けをしています。
初代DURATECTは現在無くなっているため、現行で調達するならば「DURATECT 2」になります。
型番は上がっていますが、機能や構造など、初代DURATECTとの違いは感じられません。
ace.gene SLIBRITE 62524
外寸 | H30xW40xD8cm |
容量 | 12L(標準) |
重量 | 0.75kg |
材質 | ナイロンロービック 100dn |
2020年頃に購入したビジネスバッグで、日常通勤に使用しています。外表面はテフロンで撥水性があるため、横雨でカバンが濡れるような場合でも中まで濡れません。
フロントポケットの下部収納が便利で、折りたたみ傘などの収納に役立っています。
フロントポケットの中は小物入れ、ペン入れの仕切りがあります。
メインポケットは15インチサイズのPC収納可能です。反対側には小物を入れられるポケットが3つと、ファスナーポケットがあります。
背面ポケットは特に何も無い1つの空間になっています。
スーツケースのキャリーバーに固定できるセットアップ機能もありますが、固定部の高さが無いので移動が激しいとズレることもあります。
このバッグは同型番がまた残っているため、買い替えるとしてもそのまま再購入すると思います。下記商品リンクは色違いのネイビーです。
まとめ
エースの製品は、それぞれの用途に応じた多彩なラインナップと実用性の高さがあります。
初期投資は高めですが、長年使用できる点でコストパフォーマンスに優れており、信頼性、機能性を求め、ビジネスや旅行をより快適に過ごしたい方におすすめです。
頻繁に使用するなら耐久性を、短期出張が多いなら機内持ち込みサイズを、長期滞在には大容量モデルを選ぶとよいでしょう。
スーツケースは他ブランドでRIMOWA、Samsoniteなどもありますが、耐久性、重さ、機能、メンテナンスのしやすさといった面と個人的な好み差でエース製品を選んでいます。
ビジネスや旅行でしっかり使えるものを求めているならば、エース製品を選んで間違いは無いでしょう。